尾山台みどり保育園

2018年竣工
東京都世田谷区
保育園
鉄筋コンクリート造
地上2階
延床面積 615u

 

町中に建つ定員80名の認可保育園。交差点に面し、北側は線路に近い。
敷地の制約上1階には園庭が十分に取れないため、1階から屋上に至る外部を緑の斜面で連続させ、そこに滑り台も一体化して外の遊び場を形成した。
回遊性のある立体園庭である。
斜面には果樹を中心に樹木を配した。果実を取り、青虫を見つける自然の遊び場であると同時に、町に緑の景を提供している。
内部は木と土による柔らかい雰囲気の仕上とし、ハイサイドからの包まれるような光と共に温かみの感じられる保育空間を創出している。園庭に面した外部も土壁とし、内外の連続性と統一感を持たせた。

昨今、町中の保育園では園庭確保や近隣関係など、果たして子どもの成長にとってどうなのだろう、と疑問を抱かざるを得ないケースが増えつつある。
保育が必要とされる場所が敷地条件的に厳しくなることは致し方ないが、子どもの健やかな成長のためには守られている安心感と、それを基盤とした活動のための場が必要であることには変わりはない。
本計画では内部空間を壁で包み込みながら、外部の遊び場の一部、斜面の風景を町に開放するものとした。
緑の中に遊ぶ子どもの姿が町の日常的な風景になることで、保育園と地域の心理的な距離が近くなり、町の人々から温かく見守ってもらえる保育環境が生まれ育つことを願っている。



               
交差点側外観 
 
 
 
 
                 
                 
               
エントランスポーチ 
 
 
 
 
                 
                 
               
北側(東急線側)外観 
 
 
 
 
                 
                 
               
エントランスホール〜保育室 
 
 
 
                 
                 
               
階段。棚には子どもの作品が並ぶ予定。
 
 
 
 
                 
               
階段への採光 
 
 
 
 
                 
                 
               
2階ホール 
 
 
 
 
                 
                 
               
2階保育室 
 
 
 
 
                 
                 
               
1階保育室 
 
 
 
 
                 
                 
               
1階保育室〜園庭 
 
 
 
 
                 
                 
               
2階保育室。奥の壁面をハイサイドからの自然光が照らす。